学年の活動・各種教育_かがやき学年(2016年度 平成28年度入学)_

かがやき6年生通信

唐辛子収穫体験 ~妙高特産「かんずり」ができるまで~



 9月13日(月)に(有)かんずり代表取締役社長の東條様、総務部主任の清水様からお越しいただき、講演していただきました。
 一度県外に出られた東條さん。生まれ育った妙高に戻り、世界唯一の「かんずり」を作り、世界に広げることを目指して日々働いておられます。昔は、多くの家庭で作られていたかんずりですが、社会や環境の変化から、家庭の味がなくなっていくことを危惧され、日本全国に広げることを決意したそうです。
また、最近は、ISO取得のため、従業員一丸となって研修したり、新しい工場建設に力を入れたりしているそうです。子どもたちの細かい質問にも丁寧に答えながら、夢と希望を熱く語ってくださいました。



 その後、妙高市大貝にある畑に移動し、真っ赤に熟した唐辛子を一本一本ハサミで刈り取る初めての体験を味わいました。
 「全てが商品」「青い唐辛子は後日収穫」「唐辛子は洗浄し、塩漬け後雪さらし」等の過程を学びました。
 収穫を頑張ったご褒美で、かんずり餅(月に一回程度しか市場に出ない商品)を試食させていただき、甘辛さとおいしさを味わいました。



 今後は、収穫した「とうがらし」を雪上にさらす「雪さらし」体験をさせていただけるようお願いしていく予定です。可能であれば、1~2月頃に実施予定です。
 妙高・新井の自然豊かな土壌で育った「とうがらし」を使った、世界に広がる「かんずり」という食品にふれ、これからも社会と自然と共存し続けられる食生活、食べ物について考えるきっかけとなりそうです。
 今後も、妙高や上越における体験活動を充実させることにより深まる総合的な学習の時間を求めていきます。