１１月６日（月）と１６日（木）に、六十市で「お休みどころ」の出店活動を行いました。

　最初は緊張している様子も見られた子どもたちですが、次第に「いらっしゃいませー！」「肩もみどうですかー？」などという大きな声も聞かれるようになり、元気よくお客さんをもてなしました。そして、お客さんが喜んでくれている様子や「ありがとう」といった言葉から、喜びや充実感を得ることができました。
　お休みどころを出店したことで、六十市には子どもたちの元気な声が響き、幅広い世代の交流、そしてたくさんの笑顔が生まれる素敵な場となりました。

　１０月の買い物活動を含めた六十市での活動には、主に２つの価値があったと子どもたちの姿から感じました。
　１つ目は、学校から地域に学びのフィールドを広げ、地域の人と関わる経験ができたことです。地域の人と関わる中で、人のやさしさや関わる楽しさ、人を喜ばせることで得られる充実感を感じた子が多くいました。反対に自分の思いがうまく伝わらないなどして、人と関わる難しさを感じた子もいたようです。いろいろな人と出会い、関わることで感じたことは、一人一人に経験として残り、確かな学びとなりました。
　２つ目は、「やってみたい！」という思いを膨らませ、試行錯誤しながら、自分たちの力で活動をつくることができたことです。「どんなお店を出すか」というところから、「どのような内容にするか」「どうしたらもっとお客さんに喜んでもらえるか」「もっと改善できることはないか」といったことまで、子どもたちは本当によく考えながら、活動を進めてきました。考えたことを言葉にして教師や友達に伝え、協力しながら準備を進めることで、子どもたち自身でつくるおやすみどころがだんだん出来上がっていきました。仲間と協力しながら活動を進めてきた姿には、子どもたちの大きな成長や自信の深まりを感じました。