おしょうさんは、
「この子のおや、なじょね、せっながっているだろ。」 って、考えらんてね。その寺におまいりあるって、きんじょの村、あっちの村ねも、こっちの村ねも、みんな、ふんて歩かんたって。 そうして、その日んなんと、あっち、こっちの村のしょ、みんなおまいりにきたってね。 めぐらんなった、おっ母さんも、となりの人にさそわんて、