5年生

環境と人間のふれあい館へ行ってきました。(12月8日)

考えよう 新潟水俣病



12月8日(金)に新潟市北区にある、「環境と人間のふれあい館」に行き、新潟水俣病について学びを深めました。環境と人間のふれあい館では、新潟水俣病被害者の語り部さんからお話を聴きました。



語り部さんは、発生当時の様子から裁判を起こした現在までのことを詳しくお話してくださいました。例えば、新潟水俣病は、発生当時、伝染病やたたりと言われ、差別や偏見を受けたこと。原因が究明された現在でも、新潟水俣病の症状が見た目では分からないために、「みなまた御殿だ」「お金ほしさに裁判をやっているのだろ」などと言われ、差別や偏見を受けることがあることなどです。また、最後に「皆さんが真剣に聞いてくださったので、本当のことを全て話しました。私たちと皆さんは、もう仲間だと思っています。」と子どもたちに伝えてくださいました。そして、「未来に生きる世代に二度とこのようなことが起きないように」と願っていました。



館内の見学では、施設の方が新潟水俣病の発生原因や症状、阿賀野川がなぜ生活に密着していたのかを展示物を見ながら分かりやすく説明してくださいました。この校外学習を通して、子どもたちは、新潟水俣病について正しいことを知りました。差別や偏見は人々を苦しめるものであることを改めて心に留めながら、今後の学習や生活にいかしてほしいと思います。