
語り部さんは、発生当時の様子から裁判を起こした現在までのことを詳しくお話してくださいました。例えば、新潟水俣病は、発生当時、伝染病やたたりと言われ、差別や偏見を受けたこと。原因が究明された現在でも、新潟水俣病の症状が見た目では分からないために、「みなまた御殿だ」「お金ほしさに裁判をやっているのだろ」などと言われ、差別や偏見を受けることがあることなどです。また、最後に「皆さんが真剣に聞いてくださったので、本当のことを全て話しました。私たちと皆さんは、もう仲間だと思っています。」と子どもたちに伝えてくださいました。そして、「未来に生きる世代に二度とこのようなことが起きないように」と願っていました。
|