5月15、16日に上越市中ノ俣地球環境学校へ『自然教室』に行ってきました。5年生にとっては初めての宿泊体験でした。
1日目。まずは森での遊び・散策を行いました。森の中にロープでできたジャングルジムやハンモックなどで、みんなで遊びました。
昼食後、中ノ俣集落内をウォークラリーで歩き回りました。途中にある11問の問題を解きながら歩きました。答えが分からないときは、近くにいる人たちに教えてもらいました。集落内には茅葺きの家や牛小屋など子どもたちにとっては新鮮なものが多くあり、約2時間じっくり歩いて見て周りました。
休憩後からは、野外炊事でした。夕食のカレーライスとサラダを作りました。ご飯は『ぬか釜』で炊きました。その名の通り米ぬかを燃やしてご飯を炊きました。カレーは薪を使って煮込みました。子どもたちは初めてのカレー作りで悪戦苦闘していましたが、おいしく食べることができました。
夕食の片付けの後、学校で作ったエコキャンドルを使って、キャンドルナイトをしました。多くのキャンドルに灯がともり、幻想的な雰囲気を楽しむことができました。
その後、各グループから面白い話・物真似・クイズ・宝探しと楽しい出し物で盛り上がりました。
1日目の活動が終わり、宿泊施設へ行き、入浴・就寝です。寝袋を使って寝ました。子どもたちは疲れていたらしく、消灯してすぐに眠っていたようです。
キャンドルナイトで使用したエコキャンドルの油を冷ますために屋外に一晩置いておいたところ、カラスについばまれてしまいました。ケースごとなくなっている子もいました。お気に入りのキャンドルがなくなり、残念がっている子が多かったです。
2日目。荷物の整理と寝袋たたみから始めました。しかし、寝袋をきちんとたたみ、専用の袋にしまうのが大変でした。特に男子は袋に入る大きさにたためず、苦労しました。学習施設へ戻り、朝食作り。みそ汁・サラダ係を除いてはお昼のおにぎりを作りました。大きさも形も様々ですが、たくさんのおにぎりが完成しました。
朝食も食べ終わり、午前中の活動は、山の手入れ体験でした。以前棚田だった森へ行き、3班に分かれて棚田と分かるように下草刈りと枝打ちを約1時間しました。みんなの努力のおかげで、みるみる草も刈られ、枝打ちすることで日が入りこむようになり、見違えるようになりました。スタッフの方の話だと、「手入れした場所は来年カタクリがたくさん咲く。」そうです。
昼食は、自分たちがきれいにした棚田で朝作ったおにぎりを食べました。ゆかり・ごま塩・みそと様々なおにぎりをみんなでおいしく食べました。
学習施設に戻り、最後の活動として葉っぱスタンプをしました。山で採ってきた葉にアクリル絵の具をつけて、布にスタンプしていきます。子どもたちは思い思いに色をつけ、楽しそうに作品を仕上げていました。
完成したランチョンマットは、家庭に持ち帰ったと思います。絵の具は洗っても落ちにくいと思いますので、部屋に飾ったり、実際に食事で敷いたりと活用してもらいたいと思います。
これで、全て活動が終わり、環境学校でお別れ式をし、小学校へ戻ってきました。