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授業改善その14 2年生体育「バスケットボール」

動きの中で技術を習得しよう



◇導入
 今日の授業の活動内容を示し、それぞれのグループや個人に合った目標が設定できるように丁寧に説明しました。
 これまでの学習と今日の授業をうまくつなぎ、子どもたちのやる気とモチベーションを引き出しました。

 板書に記されたねらいと目標を以下に紹介します。
(ねらい)
・練習に積極的に参加する。
・ゴールしやすいパスの意識を作る。
・レイアップシュートが入りやすいチームプレイ。
(目標)
・デフェンスがいても味方がシュートしやすい○○に自分がシュートするときは△△を意識する。



◇展開
 中心課題は「動きの中で技術を習得しよう」です。
 チームで攻防(攻める・守る)をしながら、技術を身につけていく非常に合理的な活動でした。この技術は、パス、ドリブル、シュートといった個人スキルではなく、チームとしての作戦・戦略のことです。
 
 チームとしての技術向上を課題としながら、今日の授業の素晴らしかったところは、子どもたちが意欲的にプレーを楽しみ、積極的に体を動かしていた点です。結果、運動量が増え、個人スキルも習得できていました。

 チームとしての話し合い活動が随所にセットされていたことや、必要に応じてチームや個へのアドバイスを行ったことも有効でした。 



◇終末
 頭と体をフルに使い1時間活動した子どもたちの顔は輝いていました。
 導入で行ったねらいと目標が明確なため、子どもたちの振り返りもポイントが絞れていて、どのグループも適切なフィードバックができていました。

 授業者の小島教諭は、このクラスの担任でもあります。授業を支えるクラスの受容性やオープン性も感じることができた素晴らしい授業でした。体育科の授業改善は確実に進んでいます。


2020年12月01日