学年の活動_6年生_

職業体験教室「絵と文字で人生一筋」



 八木野先生は、長岡でレタリングの会社を経営されています。小学校6年生の時の手術がきっかけで、足を悪くされ、絵や文字をかくことが得意だった能力を生かし、映画の看板を製作する会社で働くようになります。ひたむきに仕事に取り組まれた八木野さんは、1年半という異例の早さで仕事を任されるようになります。そして、55年。これまで数々の賞を受賞し、天皇陛下から授与される、黄綬褒章も受賞しています。
 



 実演では、大きな平筆で、下書きなしであっという間に大きな「よつば」という字を完成させました。その筆さばきを、子供たちは食い入るように見つめていました。「あ~苦しい。息止めてた。」と、その緊張感も味わっていたようです。「先生、この字、卒業式に飾りましょう!」という子もいました。



 これからを生きる子供たちに、「苦しいことがあっても、あきらめないで、一生懸命生きて欲しい。やりたいことを中途半端にしないで、とことんやってほしい。」自分の道を切り開いてきた八木野さんの言葉だからこそ、大変心に響きました。子供たちはどう感じたでしょうか。


2021年09月10日