かわらばん

大河の始まりも一滴から。源流探検



 妙高高原南小学校の住所は、「妙高市関川」上越地方の大地を潤し、豊かな米の実りを支える大河です。工業用水として上越地方の工業を支え、そして上越地方に電力を供給し、私たちの生活が支えられてきました。しかし、その始まりは一体どうなっているのだろうということで、「森」をテーマに総合的な学習に取り組んでいる4年生が、源流探検を行いました。



 進んでいくうちにやがて川幅は狭くなっていきます。目に見える水の流れはなくなり、水気を含んだ地面になっていきます。そして崖からはみ出している木の根を見てみると・・・水です!フィルムケースを根にあてていると、確かに水が溜まっていきました。森の木々に降った雨が葉や幹を伝い、土に浸み込み、やがて湧き出て川となっていくのでした。



 森は、「緑のダム」とも呼ばれます。妙高の山々に降った雨や雪がやがて小さな湧水となって流れ出し、集まって大きな川となっていくことを実体験することができました。最後は葉っぱを使って仮面を作り、ハイポーズ! 森の大切さを学ぶことができました。


2013年6月30日 作成者:岡田 和則