学校だより__

4月7日 入学式



 4月7日 暖かな日差しの下、新入生19人の入学式が行われました。
 教職員と新入生の保護者の皆様と、中学校生活のスタートをお祝いしました。

 校長式辞より

 妙高中学校が創立50周年を迎える記念すべき節目の年に、幸運にも入学された皆さんを在校生、教職員一同、心から歓迎いたします。また、ご列席いただきました保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
 妙高中学校の教育目標は、「自立」「貢献」「挑戦」です。覚え易いばかりではなく、意義深いすばらしい教育目標であると私は思います。ところで、全国の中学校では、今年度から新学習指導要領が完全実施となります。この学習指導要領は、情報化、グローバル化の加速度的進展、人工知能(AI)の飛躍的進化などの急激な社会変化、そのような予測困難な時代にあっても、未来の創り手となるために必要な資質・能力、言い換えれば「学んだことを社会に活かす力」を確実に子供たちに育まなければならないとして改訂されたものであり、学習指導要領で求められる資質・能力と当校の教育目標の目指しているものは同じであると、私は解釈しています。



 昨年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大で、学校生活だけでなく日常生活の在り方まで一変しました。当たり前だった学校生活は、本日の入学式のように様々な制約が求められ、私たち自身も行動の自制や忍耐が求められました。こうしたこれまで経験したことのない状況の中、皆さんの先輩たちは、自立・貢献・挑戦の教育目標の下、新しい学校の生活様式を取り入れながら、「何ができるか」を考え、生徒会活動や部活動をはじめ、地域貢献活動にも積極的に取り組んだと前任校長から聞いており、私は頼もしさを感じています。
 さて、新入生のみなさん。これから始まる中学校生活に対して、期待だけでなく不安なこともあるでしょうが、近くには、こうした頼もしい先輩たちと個性あふれるやる気に満ちた教職員がおります。安心して様々なことに挑戦し、たくさんのことを学んでほしいと思います。



 最後に、先ほどの始業式において、校長として「生徒にとって、保護者・地域にとって、教職員にとって楽しい学校」を在校生のみなさんとともに創り上げることを約束しました。改めて新入生のみなさんと保護者のみなさんともこのことを約束し、入学式の式辞といたします。

 令和三年四月七日
 妙高市立妙高中学校長 宮川 高広