総合的な学習の時間の一環として、5月1日から一般公開される(国指定名勝)旧関山宝蔵院庭園周辺の清掃活動を行いました。
【庭園の特徴】 本庭園は妙高山信仰を主題とする庭園です。 岩・滝・水で構成される庭園の景観は妙高山の山岳景観を写したものであり、礼拝の対象である妙高山が阿弥陀三尊が治める浄土世界であることを築山に置かれた三尊石組で表しています。 庭園の正面にそびえる5メートルに及ぶ滝石組と妙高山を強力に対比した景観構成は、他に類をみない優秀なものと評価されています。 【宝蔵院の歴史】 宝蔵院は、明治元年(1868)まで関山権現(現関山神社)の別当として広大な社領を有した天台宗寺院です。江戸時代の宝蔵院は東叡山寛永寺の直末の寺院であり、歴代の院主は本山から任命されました。 宝蔵院は、妙高山信仰を護持する祈祷寺として関山権現の祭礼や参詣登山行事をはじめ、1年を通して様々な宗教行事を行いましたが、将軍家から百石の耕地とともに妙高五山(妙高山・神奈山・茶臼岳・不動山・火打山)を拝領した領主でもあったため、役所の組織を整えて領地経営も行いました。 しかし、宝蔵院は明治元年にはじまる神仏分離政策によって廃寺となり、関山権現の祭礼のみが「関山神社大祭(通称火祭り)として氏子に引き継がれました。 ※妙高市ホームページより引用(https://www.city.myoko.niigata.jp/docs/houzouin.html)
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