学校だより__

いじめ見逃しゼロスクール集会(11月8日)



昨年度までフレンドリースクールとして行っていた行事を以下のねらいに整理して、いじめ見逃しゼロスクール集会として実施しました。
1:ねらい
(1)新潟県「いじめ見逃しゼロスクール運動」の一環として、妙高中学校区の小中学校が連携して、いじめや差別をなくす機会とする。
(2)昨年度に引き続き、中倉茂樹様の講演を聴き、人権教育、同和教育を学ぶ機会とする。
2:内容
(1)各校の「いじめ見逃しゼロ」の取組発表
【参観された妙高中学校区学校運営協議会委員の声から】
(妙高中学校)
・全校道徳、人権川柳、心の健康チェック、いじめ防止ポスター、ありがとうメッセージ、絆づくりの球技大会のそれぞれの実施は、生徒の創意とのことですね。よりたくさんの実践を積んで心豊かな生活を送ってください。
・委員会ごとの取り組みは、具体的で成果を明確にすることで生徒のいじめに対する意識が高まっているように感じた。
・取組が学年を超えて各委員会としていたことがよかった。各委員会で取り組んだ内容について特色が出ていていいと思います。
・さすが中学生、発表もきちんちしていたし、スムーズでした。
・各委員会が創意工夫して、いじめ見逃しゼロスクールを目指して活動を実践していることがよくわかった。
(妙高小学校)
・生活目標に的をしぼり、学年、クラスで取り組む実践に今後も期待します。
・月毎の目標を立ててそれを実行することにより、いじめの理解が深まり、思いやりや優しさが育っていると感じた。
(新井南小学校)
・グータッチ運動は相手を思いやり、いざという時に勇気をもって行動することの大切さを実行できる子どもに育ってほしいと思った。
・いじめについてよく考えていると感じた。グータッチカードの取組もいいですね。
・グータッチの活動は具体的ですね。継続して成果を上げてほしいものです。
・グータッチはよかったと思いました。
・グータッチ活動が印象的でした。
(全体)
・いじめに対する取組もしっかり行われていると思いました。
・各小学校、中学校、一人一人の子どもたちが、「いじめ」について考え、行動できる取組を行っていることを感じた。
 子ども自身がどのようにしたら良いのか、実践していることがいじめゼロにつながっていくと思う。園でも小さな積み重ねを大切にしながら子どもにかかわり、小学校へつなげていきたい。
・いじめをしない、させない、見逃さないために、各校が取り組んでいることが伝わってきました。
 とても良い活動だとおもった。
・小学校 全校またはクラスごとに活動を考えて、みんなで取り組んでいるのがよかった。
・自分で考えたこと、思っていることについて、積極的に取り組んでください。

(続く・・・)



(2)講演会
〇講師:中倉茂樹様
(プロフィール)
 1977年徳島県生まれ。徳島県人権エンタメ集団「友輝」リーダー。徳島県同和地区青少年団体連絡協議会「止揚の会」事務局。
自らの経験と闘いに基づき、全国の皆さんに同和問題学習はすべての人間が幸せになるための勉強であることを伝えたいと、全国各地で年間約100回もの講演を精力的に行っています。
 昨秋も妙高中学校にお越しいただきました。ご自身が学校で受けた壮絶ないじめの被害体験、そこからいじめを克服して、差別を無くすために立ち上がり、本当の仲間とつながることができた時に感じた「ぬくもり」を、みんなに伝えられる人になりたいという決意を「ぬくもりを感じて」と題して、私たちに分かりやすくユーモアを交えながら、熱く語っていただきました。
〇演題:続 ぬくもりを感じて
【参観された妙高中学校区学校運営協議会委員の声から】
・幸せになるためには、自分が変わること。意味のある言葉です。勉強になりました。
・親の幸せは、子どもが幸せになること。いい言葉でした。
・人権学習とは、幸せになること。やはり勉強になりました。
・差別と戦う力は本人がつらい経験をされたことで身に付いたのだと思います。他人事と思わず、これからを生きていく子どもたちにとって貴重な講演だったと思います。
人権学習は差別をなくす、人を思いやる心を育てるには必要な学習だと思います。
・差別の問題は一生かけて取り組んでいくことだと思う。頭では理解していても心のどこかにそれに添えない自分を見ることもある。交流が大切。
・ちょっと変わった講演だなと思いました。歌を歌いながら入ってくる講師は初めてです。内容はすばらしかったと思います。小学生には少し理解しがたいのでは。生徒に問う、回答させるのはおもしろい。
・幸せになるための人権学習という言葉が心に残りました。
・中倉さんの人柄あふれる後援会でした。差別をなくすために、差別に対して強く立ち向かうけど、やられたらやり返すのではなく、幸せになっていくために自分が変わることがいいなと思いました。そんなことを思う人が増えるといいなと思いました。
・「人権教育は幸せになるためのもの」この言葉が心に残った。昨年とは少し違う内容で、自分への差別をお話ししてくださりありがとうございました。差別を受けて、もっともっと多くの悲しみや苦しみがあったと思うと、本当に幸せになれて良かったと思いました。助けてくれる仲間の存在は大きい。子どもたちの質問がすごい。
・自分の経験した差別について、話し方がとても感動的でした。相手を変える前に自分が変わらなければいけない。
 人権学習は人が幸せになるための勉強であるという言葉が心に残りました。