学校だより__

2023学校だより2月号



3月6日に卒業式を行います。中学校の卒業式は、義務教育修了を証する卒業証書を受け取る、人生において大事な節目の行事(儀式)ですが、過去3年間、ご来賓や在校生が参列することはできませんでした。今年度は、在校生も参列する予定で計画を進めています。
さて、学校には、教育活動の記録として画像(写真)や動画が保存されています。卒業式に向けて、私は3年生のこれまでのすべての活動写真を見てみましたが、そのほとんどがマスクを着けている写真であり、表情からは本来の成長が感じ取れませんでした(実際には、身体も心もこんなに成長しているのに・・・と)。マスク着用を強いられた間、人前でマスクを外すことに恥ずかしさやためらいすら感じるようになっていましたが、早く元の生活に戻れることを切実に願ってもいました。
政府は、今年5月8日に、新型コロナウイルス感染症を現行の2類から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する方針を正式に決めました。また、それに先立ち、マスクの着用については、3月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねるとした上で、医療機関を受診する際や通勤ラッシュ時といった混雑した電車やバスに乗る際などには、マスクの着用を推奨するなどとした方針を決定しました。一方、学校教育の現場では、新学期となる4月1日からマスクの着用を求めないことを基本とするほか、それに先立って行われる卒業式は、その教育的意義を考慮し、児童・生徒などは着用せずに出席することを基本とするとしています。
令和2年2月の臨時休業措置以来の大きな変化となりますが、変化に対応しスムーズに移行できることを願っています。



参考【NHK NEWS WEB(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230210/k10013977071000.html)より】
(・・・前略)マスクは会話やせきをする際に他者に感染させないことと自分が感染しないことが目的で、新型コロナでは発症前の潜伏期間におよそ半数の感染が起き、症状が出ない人からも感染が広がりやすいことが知られているとしています。
その上でマスクの着用の有効性について各国の78件の研究を解析した結果では、マスク着用者の1週間あたりの感染リスクは着用していない人に比べ0.84倍に下がり、2週間あたりだと0.76倍に下がると推定されたとしています。(後略・・・)