そうしたら、きっねは、わかい女の人ば、おおぜいつんてきて、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、とおもしいように田うえしらんたってね。 きょうは、 しぐれ、村さめ、よぎのかかあの 田うえださえね。 ほうが、出なくても、 白まい三じょう出ろ!! って、うたうたいながら、田うえされたって。 なえは、水まわりさえしれば、どんどん、どんどんのぴて、りっぱなえねになったてね。よそのえねはまだほそいのに、おとっつぁんとこののは、まるで、よしみたいにふとくなったってね。ところが、どうしたんだか、いっまでたっても、ほうでねかったてね。 「どうしたんだろなあ、人のえね、みんなほう出て、はなさ |
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