活動の様子 | 作業手順 |
わたしたちの学校では、今年、エネルギーを大切にする取組を行っています。3年生は、家庭の廃油を使って石鹸作りに取り組みました。捨てられるはずの油が、また使える物に変身するということは、エネルギーを有効に活用することにもつながります。 水上生活学校の7名の先生方から、廃油石鹸の作り方を教えていただきました。 |
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《材料》 ・古くなった天ぷら油(古いほどいい石鹸になるそうです)3.3ℓ ・水 940cc ・カセイソーダ 500g(薬局で購入してください) 《道具》 ・18ℓのブリキ缶 ・1mくらいの棒 ・固める容器(牛乳パックやプリンカップ、パックジュースの容器) ・ゴム手袋 ・マスク まず、廃油石鹸の力を確かめるために、汚れた靴下やタオルなどを先生方が洗って見せてくださいました。とてもよく汚れが落ちたので、みんなびっくりしました。(特に、油汚れや果汁などがよく落ちました。)廃油石鹸は、手で直接さわるとヌメヌメしていて、なかなか落ちないので、ゴム手袋をつけて使用することをお勧めします。 |
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①缶にカセイソーダを入れ、水を静かにそそぎます。この時、しげきのあるガスが発生するので、吸い込まないように注意してください。完全に溶けるまでよくかきまぜます。 |
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②油を静かに少しずつ入れます。この時、あまり速く固まりすぎると、容器に入 れる時に入れづらくなるので、固まりぐあいにちゅういをはらいながら、よくかき まぜます。 ③アメ色になり、とろりとしてきたら、牛乳パックなどの容器に流しいれま す。こ の時、液は強いアルカリ性になっているので、直接手にふれたり 、とびちった 液が皮膚につかないように、気をつけてください。 |
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左のように、パックジュースの容器に流し込んだり、プリンカップや牛乳パックに流し込んだりします。ジュースの容器は、大きさも石鹸としてちょうどよいので、お勧めです。3週間~1ヶ月で乾燥します。使用するときは、パックの紙を破いてください。 牛乳パックの場合は、3~5日くらい日陰で乾燥させた後、あまり硬くないうちに、包丁で使いやすい大きさにカットします。その後また、乾燥させます。 プリンカップに入れた場合は、よく乾燥すると、容器と石鹸の間に空気の層ができて、取り出しやすくなります。いずれにしても、ほこりがつかないように日陰でよく乾燥させてください。 とても汚い内ばきズックを廃油石鹸で洗ってみました。洗う前は、灰色だったの に、洗ったら白くなりました。ズック洗いには、効果的です。 ・いらなくなった歯ブラシに廃油石鹸をつけてガスレンジをみがくと、とてもきれい になりました。 ほかにも、よく汚れが落ちたものがあれば教えてください。 今日、石けんが1こ取れました。どうやら、おばあちゃんが、ようきのうしろをおしたら、スポッととれたようです。さっそく、おばあちゃんが、自分のきたないくつ下をゴシゴシとあらったそうです。そしたら、見ちがえるほどきれいになりました。 |