7月12日(水)の様子

 新井南中学校、臨時休校。
 学校周辺の橋は不通(学校橋は一部流出、 泉橋は不通、猿橋橋は流出)となり、全校生徒129名のうち78名が通学不能となる。

 このような状況の中ではあるが、バレー部と卓球部が、上越大会に参加する。バレー部は、 水害にも負けず、この日、勝ち抜く。


 早朝(5時頃)、プール南側の畑では、学校前のお宅のおじいさんがナスやキュウリを 普段通り、取っていたとのことであった。

 ところがその直後の朝5時20分、プール東南部の一部が 崩壊する。その後6時までの間に、プール東側にあっ た倉庫床が落下し、中にあったストーブ21台が流出する。プール更衣室も崩壊し、 流出する。 


This is Image
 裏校舎で観察を続ける中、10時25分にプール東側倉庫が崩壊し、 流失する。裏校舎の教材教具の搬出を始める。
 11時30分、グランド北側フェンスが土砂崩れを起こした。地盤全体が、ゆるんでいたようである。
 11時45分、プ−ルのトイレがこわれ、流失する。裏校舎も少しずつ危険となり、裏校舎での観察を止める。 川の濁流がだんだんと近づき、濁流の恐ろしさをみんなが感じていた。



 13時30分、新井警察署より避難勧告が出され、新井南中学校の本部を克雪センタ−に移動する。
 17時20分、根をしっかりとはり、なかなか倒れなかったいちょうの木の1本がついに流失した。 プールもほとんどが崩れ落ち、裏校舎下の土も削られ、土台が出始めてきた。
 この後、克雪センタ−に宿直を置き2時間ごとに、裏校舎の観察を続ける。 12日中は大きな変化はなかったが、13日に入り、変化が起きた。

 



1995.7.11水害の状況に戻る